父の日ギフトを贈る前にチェック！気を付けたいマナーと注意点：喜ばれるプレゼントの選び方を紹介

父の日トピック

2023.05.18

父の日のプレゼントを贈る際のマナーについて、選び方、包装、渡し方などがあります。お父さんの好みに合わせたプレゼントを選ぶこと、きれいにラッピングして渡すこと、感謝の気持ちを伝えることが重要です。本記事では、これらのマナーについて詳しく解説します。

父の日ギフトを選ぶ時のマナー

父の日ギフトを贈る際のマナーについて、誰もが一度は悩む事でしょう。父の日に贈るギフトを具体的に考える前に、まずは父の日に関するマナーを知ることは大切です。マナーを無視するとお父さんが嫌な思いをしてしまうかもしれません。ここでは、覚えておきたいマナーをご紹介します。

お父さんの好みに合わせた贈り物を選ぶ

父の日の贈り物をする際には、お父さんの趣味や好み、ライフスタイルに合わせた贈り物を選ぶことが大切です。特に父の日は、好きなものや興味を持っている事を考慮することも重要です。例えば、料理が好きなお父さんには、料理本や調理器具が喜ばれるでしょう。お父さんの好みに合わせた贈り物をする事でより喜んでもらえます。「趣味や好みが分からない。」という人は「カタログギフト」がおすすめです。

予算に合わせたプレゼントを選ぶ

父の日ギフトを贈る際には、自分が用意できる予算を考慮することが大切です。社会人が父の日ギフトにかける予算の相場は、2,000円～5,000円。高価なものを贈ることが必ずしも喜ばれるわけではなく、かえって気を遣わせてしまう事もあります。逆に安価すぎても特別感がなくなってしまうので避ける事が望ましいと言えます。しかし、金額より心のこもったギフトを贈ることが大切だという事を忘れないでください。用意できる予算内でお父さんに喜ばれるギフトを選ぶようにしましょう。

父の日に贈るべきでないギフト

父の日ギフトに限らず、贈り物をするときには贈ってもいい物かどうか気になりますよね。単純に「お父さんが欲しがっていたから、この機会に贈ろう。」や、「お父さんの好きな色だからこの色にしよう。」など、お父さんを想ったプレゼントでも、実はNGな物を贈ってしまった。という事にならないように注意したいですね。特に年配の方は、語呂や縁起を気にされる方が多いので、配慮が必要です。

ここでは、一般的に父の日の贈り物として避けたほうがいいと言われているものを紹介します。

１．靴、靴下、スリッパ、玄関マットなど

一般的に「踏む」「踏みつける」と連想することになるため、目上の人に贈る事はNGとされています。

２．かばん

普段から身につけることができる腕時計や、仕事で使えるビジネスバッグなどは父の日のプレゼントとして人気です。
しかし、これらも父の日のプレゼントでは贈ってはいけない物とされています。
かばんの贈り物は、「もっと勤勉に」という意味があり、父の日にこれらのものを贈ってしまうと、「もっと働いてください」と、捉えられるかもしれません。
そのため、父の日には不向きなギフトと言えます。

３．ハンカチ

父の日がある6月頃から活躍するハンカチ。しかしハンカチの贈り物は「別れ」や「手切れ」を意味し、縁を切ることを連想させてしまうようなので父の日に限らず、プレゼントに相応しくない贈り物として有名です。

ここでは父の日の贈り物として避けたほうがいいギフトの例を紹介しましたが、必ずしも贈ってはいけないという事ではありません。お父さんが好むもの、欲しいと思っているものを贈ることが最も大切なことといえます。そのためにも、日ごろからのコミュニケーションによって情報を得ることが大切です。

父の日にギフトにのしを付ける？付けない？

出産祝いや結婚祝いなどのお祝い事には熨斗(のし)をつけることがマナーとされていますが、父の日はどうでしょうか。父の日の贈りものに厳格なルールはありません。よって、熨斗を付けて贈ってもいいし、贈らなくてマナー違反にはなりませんが、義父に贈る際には熨斗を付けている方が多いようです。熨斗付きで贈る場合には、熨斗の上段部分である表書きには、感謝の気持ちを込めた言葉を一言書きましょう。例えば、「御礼」や「感謝を込めて」や「いつもありがとう」など、さまざまな書き方があります。書き方に決まりはないので、あなたらしい言葉で気持ちを伝えましょう。下段部分の名入れには自身の名前を記入します。贈る相手が実父ならフルネームか下の名前で、義父なら苗字を書くことが一般的です。また、水引は紅白の蝶結びを選んでおくと間違いありません。

のし(熨斗)紙を付ける場合の付け方

正式なのし掛けのマナーはありませんが、「お義父さんが厳格な人で・・・。」という方はのし紙を使い、礼を尽くしたいものです。
一般的な祝い事には「祝いのし・紅白蝶結び」を使います。お中元やお歳暮にも用いられており、何度でも繰り返したいという想いから、簡単に結びなおせる蝶結びの水引が使われます。

もちろん実のお父さんへも尊敬の意味をこめてのしを掛ける人は多いです。のしにはお父(義父)さんをたてる気持ちを込めましょう。

包装(内のし・外のし)のやり方は？

のしを付ける場合の包装って？郵送の時はどうなるの？と気になりますよね。基本的に父の日では内のしを使う事をオススメします。
そもそも内のし・外のしってどういった使い分けがされているのか、ここでご説明します。

・内のし
包装紙に、のしが隠れてしまうので贈り物の目的が見えません。主に内祝いに用いられる内のしですが、郵送で贈答品を贈る際はのし紙に傷が付いてしまわないよう、内のしにするのが良いでしょう。

・外のし
外のしは表書きがはっきりと見えるので、贈る相手にどういった目的で贈答品を渡すのかがすぐに伝わります。結婚祝いや出産祝いには、外のしが適切といわれています。

もちろん、のしではなく、父の日の為に綺麗にラッピングして渡すでも良いでしょう。
お父さんとの楽しい思い出の写真をポストカードのように印刷して、メッセージを書くだけで、心のこもったお洒落なラッピングになりますし、可愛いスタンプやシールでデコレーションしても、より一層特別な父の日のプレゼントに変わります。

表書き・連名はどう書くの？

表書きや連名を書く際はボールペンやシャーペンは使用せず、必ずサインペンや筆ペンを使うようにしましょう。文字は水引やのしにかからないように注意し、文字は崩さず書くことが重要です。上段に表書き、下段に送り主の名前を少し小さめにフルネームで書きましょう。
お義父さんに贈る場合は、夫婦連名で記載しましょう。夫婦の名前を書く場合は、夫が右側、妻が左側になるように書きます。

表書きでは、実のお父さんでも、義理のお父さんでも使える「感謝」や「お父さんありがとう」、「父の日」が人気です。特に決まりはありません。父の日の贈り物だとわかる表書きにしましょう。

インターネットショップで購入する際には購入時にのしの指定ができる商品があります。しかし、商品によってはのしを掛けれない場合もあるため、商品ページに「のし対応」の記載があるか注目してください。

父の日ギフトを渡すタイミングとマナー

父の日ギフトを贈る際には、渡すタイミングやマナーに応じた配慮が必要となります。配送や当日手渡しする場合等、さまざまな場面で注意が必要です。お父さんの立場に立って、大切な贈りものに心を込めて渡せるようにしましょう。

早めに贈る・当日に贈る・父の日の後に贈る

父の日ギフトを贈る際のマナーは、早めに贈る、当日に贈る、父の日の後に贈るいずれの場合でも基本的に同じですが、それぞれの場合によって注意すべき点が異なります。

父の日の前に贈る場合は、お父さんが喜ぶような贈り物であれば、いつ贈っても問題ありません。
ただし、早すぎると「なぜこんなに早いのか？」と不思議がられる場合があるため、適度なタイミングを見計らうことが大切です。
早く贈る際には、父の日ギフトを早く贈る理由を事前に伝えておくと、お父さんは安心するでしょう。

父の日当日に贈る場合は、手渡しで贈ることが一般的です。
毎年、父の日は6月の第3日曜日なので、お父さんが予定を入れている可能性があります。事前に当日の予定を確認するようにして、確実に父の日ギフトを受け取ってもらうようにしましょう。
手渡しであれば、お父さんの予定を確認してから訪問するようにして、渡す際には、感謝の言葉を添える事がマナーです。
配送の場合では、早めに発送して到着日時を調整し、父の日ギフトが届いたころに電話やメールなどで感謝の言葉を伝えるとよいでしょう。

父の日が終わってから贈る場合は、お父さんが喜ぶような贈り物であれば、いつ贈っても問題ありません。ただし、お父さんは父の日に「何か届くかな？」とワクワクしているかもしれませんので、「遅れてごめんね」や「後日ギフトが届くよ」など、一言メッセージを伝えると丁寧です。食べ物を贈る場合には賞味期限が近かったり、過ぎていないかを確認することも忘れずに行いましょう。

プレゼントを直接手渡す場合・配送する場合

直接手渡しする場合は、両手で包むように贈ることがマナーの基本です。その時に言葉や態度も大切で、感謝の気持ちを伝える言葉や、笑顔を忘れずに。より気持ちが伝わる最高の父の日ギフトになります。

父の日ギフトを配送する場合には、配送先の住所や連絡先正確に伝えることが大切です。複数のギフトを贈るため、配送先が異なる場合は、複数の注文をまとめて配送することができるサービスもあるため、事前に確認しておくようにしましょう。

当日に届くように配送日時を指定することができますが、配送業者の状況によっては指定した日にちと時間に届かない可能性もあります。そのため、余裕を持った配送日時を指定するようにしましょう。それでも心配な人は配送業者に問い合わせてみましょう。しかし、いくら当日に届くように手配しても、受け取る相手のお父さんが不在では意味がありません。受け取り方と受け取る時間についてお父さんと事前に確認することが重要です。