父の日.jp では「父の日ギフトを選ぶ時の悩みはありますか?」という質問で、全国の10代~70代の男女(計665名)を対象に、2025年度の父の日に関するアンケート調査を実施しました。
- 調査エリア:全国
- 調査主体:父の日.jp
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 調査対象:10代~70代の男女(計665名)
- 調査期間:2025年2月26日~3月19日
- ※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、必ずしも合計が100とはならない場合があります。
父の日ギフトを選ぶ時の悩みはありますか?
- とくに悩まない:26.4%
- 気に入ってもらえるかわからない:22.7%
- 毎年同じものになってしまう:13.9%
- 贈りたいものが思いつかない:12.5%
- 贈りたいものがたくさんあって選べない:10.0%
- お金・予算がない:7.4%
- お父さんの好みがわからない:3.3%
- スケジュール・予定が合うかわからない:2.5%
- どこで購入できるのかわからない:0.8%
- その他:0.4%
このアンケート結果からは、最も多かったのは「とくに悩まない」26.4%。約4人に1人は迷いなく選べている一方で、残りの7割以上は何らかの悩みを抱えていることが分かります。特に多いのが「気に入ってもらえるかわからない」22.7%で、父の日ギフトには相手のリアクションが読みにくいという難しさがあることを物語っています。これは、母の日よりもコミュニケーションが控えめになりがちな父親との距離感が影響しているとも考えられます。また、「毎年同じものになってしまう」13.9%や「贈りたいものが思いつかない」12.5%といったネタ切れ・アイデア不足も多く、贈る習慣があるからこそ生まれる繰り返しの悩みも見逃せません。「贈りたいものがたくさんあって選べない」10%という声からは、選択肢が増えすぎたことで逆に迷ってしまう現代らしい傾向も感じられます。
定点調査による年度別の推移
この定点調査の結果、父の日ギフト選びにおける悩みの傾向が、年々多様化しつつも、実用的な視点へとシフトしてきている様子が見て取れます。まず「気に入ってもらえるかわからない」は2025年に22.7%と高い水準を維持しており、数値に大きな上下はあるものの、毎年一定の人が相手に喜ばれるかどうかに不安を感じていることがうかがえます。これは父親との関係性が照れくさい、会話が少ないなど、好みをつかみにくい背景が影響していると考えられます。「とくに悩まない」は2024年の30.9%から2025年には26.5%へと減少しており、以前よりもギフト選びに慎重な人が増えている傾向が見られます。選択肢が多様化する一方で、何を選べばいいか分からなくなる“ギフト疲れ”のような心理もあるのかもしれません。「毎年同じものになってしまう」は2021年の24.8%から年々減少し、2025年は13.9%。これはギフトの定番化が落ち着き、ある程度の自分のパターンを確立できている人が増えてきたとも解釈できます。また、「贈りたいものが思いつかない」12.5%や「たくさんあって選べない」10.0%も依然として一定数おり、情報過多や選択肢の多さが逆に迷いの原因となっている現状も伺えます。
父の日ギフトを選ぶ時の悩みはありますか?【お義父さんへ】
- 気に入ってもらえるかわからない:30.6%
- とくに悩まない:21.5%
- 毎年同じものになってしまう:14.3%
- 贈りたいものが思いつかない:9.4%
- 贈りたいものがたくさんあって選べない:9.4%
- お義父さんの好みがわからない:5.5%
- お金・予算がない:4.9%
- スケジュール・予定が合うかわからない:3.9%
- その他:0.3%
アンケート結果、最も多かったのは「気に入ってもらえるかわからない」30.6%で、義父との距離感や好みを把握しづらいという不安が、ギフト選びの大きなハードルになっている様子が見て取れます。実父よりも外さないことが重視される傾向にあり、慎重になる人が多いのも頷けます。次いで「とくに悩まない」21.5%と、あまり気負わず選んでいる層も一定数存在しますが、全体的には「毎年同じになってしまう」「思いつかない」「選べない」など、選択の難しさに悩む声が目立ちます。とくに「たくさんあって選べない」「思いつかない」がともに9.4%という点は、選択肢が多すぎる現代ならではの迷いと言えるでしょう。また、「義父の好みがわからない」5.5%という率は、実父へのギフト選びと比べても高めで、“何が喜ばれるかわからないから決めきれない”という消極的な悩みも根強い印象です。全体として、義父への父の日ギフトは、「失礼にならないこと」と「ちゃんと喜ばれること」の間でバランスを取ろうとする、慎重で丁寧なギフト選びが主流であることがわかります。
父の日に贈るプレゼントは、事前に相手の好みや欲しいものを聞いていますか?
- 聞いていない:74.6%
- 事前に聞いている:23.5%
- その他:2.0%
このアンケート結果からは、聞いていないと答えた人が74.6%と圧倒的多数を占めており、約4人に3人が、事前に父親の希望を聞かずにギフトを選んでいます。一方で、23.5%は事前に欲しいものを聞いているという結果から、確実に喜んでもらいたい、無駄のない贈り方をしたいという実用的な考え方も一定数あることがわかります。近年では、好みが分かれやすいお酒やガジェット、ファッションアイテムなどを選ぶ際に確認しておく安心感が求められているのかもしれません。この結果は、父の日が母の日に比べて、やや距離のある関係になりやすいことを示唆しているのではないでしょうか。
父の日に贈るプレゼントは、事前にお義父さんの好みや欲しいものを聞いていますか?
- 聞いていない:75.2%
- 事前に聞いている:22.5%
- その他:2.3%
このアンケート結果からは、「聞いていない」と回答した人が75.2%と圧倒的多数を占めており、約4人に3人が義父の好みや希望を直接確認せずにプレゼントを選んでいることがわかります。これは、遠慮や気遣いから直接聞きにくいという心理が働いていること、また、サプライズ性を大切にしている人が多いことを示しているといえるでしょう。一方で「事前に聞いている」は22.5%と一定数おり、確実に喜ばれるものを選びたいという慎重な姿勢や、関係性が比較的近い人による対応も見受けられます。相手の好みに寄り添った選び方を重視する傾向も、着実に広がっているといえます。この結果からは、義父への父の日ギフトは「気持ちで選びたいが、失礼のないものを」という絶妙なバランスを保ちたい人が多いことがわかります。
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